私の関心…01

最大の争点は狭山市駅西口再開発問題
計画の見直しこそ、最善の選択

 狭山市駅西口の駅前整備が緊急に必要なことは市民の誰もが認めています。ですが、市側が推進しようとしている西ロ整備・再開発事業はあまりにも規模が大きく、はたして市財政を破綻させることなく実現できるのか、多くの市民が懸念を抱いています。

 市の方では、主権者である市民に対して、長期の財政予測について納得のいく説明をしないままに、総事業費279億円のうち95%が税金で、市が160億円もの借金を負うという前代未聞の大事業を強行しようとしています。

 今後予想される人口減少、高齢化、ホンダの寄居工場新設にともなう法人市民税・個人市民税への影響等を考えると、市財政の見通しは楽観を許しません。

 これに懸念を抱く市民から反対あるいは見直しの声が高まり、狭山市駅西口整備心再開発事業の是非を直接問う住民投票を実施せよ、という運動へと発展しました。条例制定の請求に必要な最低数の約6倍の15,356名の署名を得て、条例提案が市議会に出されました。

 しかし、市議会は圧倒的多数でこれを否決しました。日本は議会制民主主義の国だから、決めるのは市議会だ、というのです。民意を問うのに最適な住民投票の否決は民意無視の暴挙というほかありません。

 当事者である地権者からも、国土交通省に対し事業計画認可の取り消しを求める行政訴訟が東京地裁に提訴されています。裁判所の判断如何によっては事業計画そのものの否認という事態を予想せざるをえない状況にまでいたっています。

 狭山市駅西口整備・再開発事業をひとまず凍結し、計画を見直し、必要最小限の規模に縮小する方向で検討し直すしか、解決の道はないでしょう。

『プレス民主』「号外狭山版」(2007年3月15日発行)より